院内設備(内科領域)
体成分分析装置(InBody770)

「体成分分析装置」(人体を水分、たんぱく質、ミネラル、体脂肪の4つに分けて分析する測定装置)です。当院では、そのなかでも特に精度が高く、大学や研究施設で使われている最上位の機種を導入しております。定期的に測定すれば、自身の身体の状態、およびその変化を把握することができます。
生活指導目的の検査は無料で行います。
- 「内臓脂肪測定装置(Dual Scan)」、「体成分分析装置(InBody770)」は心臓ペースメーカー装着者や刺青・タトゥーの入っている方は、器械の誤作動や火傷の恐れがあるため原則禁止となっています。
内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)

上部消化管内視鏡(胃カメラ)は、小さなカメラによって食道や胃のポリープやがん、炎症などを調べる検査機器です。当院では、最新の細径スコープを採用しておりますので、患者様の負担が少なく、とても楽に検査が行えます。下部消化管内視鏡(大腸カメラ)は、肛門から内視鏡を挿入し、小さなカメラで直腸から盲腸までのポリープやがん、炎症などを調べる検査機器です。大腸の色調変化や粘膜面の変化をとらえるため、小さなポリープの発見も可能です。疑わしい部位が見つかった場合は、生検のための組織採取も可能です。
尿素呼気試験(ピロリ菌検査)

ヘリコバクターピロリ感染について尿素呼気試験法での検査を行っております。
診断薬を服用し、服用前後の呼気を集めて診断します。
簡単に行える検査方法で、感染診断前と除菌療法後4週以降の除菌判定検査に推奨されています。
超音波検査(腹部・頸動脈・心臓・甲状腺)

腹部に超音波(エコー)を当て、その反射波を映像化することによって、臓器内部の状態を診断する検査装置です。多くの臓器を様々な角度から撮影し、内臓の表面や密度の異なる場所を記録していきます。X線検査のような放射線の影響がありませんので、体への負担が少ない検査です。肝臓、膵臓、腎臓に腫瘍が無いか、胆のうに胆石などが無いか、などを調べることができます。
血液検査

血算:血液中の赤血球、白血球、血小板の数や、ヘモグロビンの量(酸素を運搬する役割を担っている、赤血球中に存在するたんぱく質)などを調べます。
CRP:炎症や組織細胞の破壊が起こると血清中に増加するたんぱく質で、炎症の有無を診断する際の指標に用いられます。
HbA1c:赤血球中のヘモグロビンと、血中のブドウ糖が結合したもので、血糖値の高い状態が続くほど、多く形成されるようになります。過去1~2ヶ月の血糖の平均的な状態を知ることができるため、糖尿病の診断、およびコントロール状態の指標としてよく用いられます。
院内設備(皮膚科領域)
全身型ナローバンド

広い範囲の病変に対して用いられるタイプのナローバンドUVB(皮膚治療に有効性が確認された、中波紫外線の領域に含まれる非常に幅の狭い波長域を持つ紫外線)照射装置です。尋常性乾癬をはじめ、アトピー性皮膚炎、尋常性白斑、円形脱毛症などの治療が、安全かつ効果的に行えます。
部分型ナローバンド
健常部位への紫外線暴露をできる限り避け、病変部のみを局所的に照射できるタイプのナローバンドUVB照射装置です。部分的な病変に対して用います。
ダーモスコープ
強い光線を照射し、かつ反射光の無い状態にしながら皮膚病変を10~30倍に拡大する特殊なルーペです。ダーモスコープを用いれば、形や色合いなどを鮮明かつ詳細に観察することができるため、皮膚に生じた腫瘍やほくろ、しみなどが良性か悪性か(がんかどうか)を判別する際などに用いられます。ダーモスコープを用いた病変観察法は、「ダーモスコピー」と呼ばれます。